ご  あ  い  さ  つ
山 形 県 卓 球 協 会
会長 奥 山 淳 一

 山形県の卓球の普及・強化・発展のために、引き続き誠心誠意、力を注いでまいります。8地区協会のご協力をいただきながら、各種関係団体と連携を密にし、情報提供してまいりますので、なお一層のご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
 昨年度は、6月29日・30日に天童市において東北レディース大会が盛大に開催され、和気あいあいの雰囲気の中にも、見応えのある好ゲームが繰り広げられました。9月7日に山形市において石川佳純選手サンクスツアーが開催され、未来を担う県内の小学生約60名が、オリンピックメダリストから1人ずつアドバイスをいただきました。9月29日に水谷隼トークショー&卓球イベントが河北町制施行70周年記念事業として、卓球人はじめ町民など県内外から約500名の参加があり盛大に開催されました。町内トップレベルの小・中学生とのハンディキャップゲームや抽選会などをしていただきとても盛り上がりました。2人のオリンピックメダリストとふれあい、学びの多い体験をし、夢と希望をもつことができました。令和7年2月15日に村山市民体育館において三部航平選手(シチズン時計・東根市出身)と田㔟邦史監督(日本卓球協会:男子ナショナルチーム前監督・長井市出身)を迎え、約500名の参加のもと村山市卓球教室が開催されました。田㔟監督が三部選手のプレーをもとに大事なポイントを解説すると、参加者はうなずきながら一流選手の技術を学んでいました。チャレンジマッチでは、小・中・高校生の7名が三部選手に挑み、見事ポイントを取ると会場全体に歓声が響きわたり、田㔟監督からは的確なアドバイスをもらい貴重な経験をすることができました。
 これも偏に、関係する役員、専門部、専門委員会、中体連、高体連、地区協会はじめ、ご協力やご支援をいただいた皆様のご尽力の賜であり、心より感謝申し上げます。
 各種大会も観客の応援や声援を受けて開催できるようになり、選手たちもますますモチベーションが上がり、活気あるゲームが展開されています。また、県選手権ホープス・カブ・バンビ、カデット、ジュニアの部にフェアプレー賞を導入したこともあり、マナーがたいへんよくなり、清々しいプレーが多くみられるようになりました。これも、日頃からの指導者の皆様の熱心なご指導、ご家族の皆様の温かいサポート、その他多くの関係者の方々のご支援のお陰であり、心から敬意を表します。
 さて、大きな課題としては、卓球人口の減少傾向です。一般は、ラージボール愛好者の増加等により増えているものの、高校以下は減少傾向にあります。中学生の減少が際立っているのは、部活動任意加入制の拡大や部活動地域移行による影響と考えられます。本協会としましても、普及活動を継続し推進しながら、危機感をもって改善策を練っていく必要があります。関係団体や各地区協会の取組みを参考にし、卓球関係者の皆様からお知恵をいただきながら、減少に歯止めをかけていきたいと考えていますので、忌憚のないご意見をお願いいたします。
令和7年4月